大相撲初場所9日目。
昨日に引き続き波乱の連続で、国技館の座布団が飛びかいすぎています。
まずは、昨日単独で勝ち越しを決めた稀勢の里と、カド番の琴奨菊の取り組み。
琴奨菊が意地を見せ、攻めて前に出る相撲で勝ち、稀勢の里に土がつきました。
毎日こんな相撲をとっていたら、負けていないはず・・と思うほど。
低い体勢での攻めに、稀勢の里はすっかり体が起きてしまっていました。
これで、稀勢の里が8勝1敗に。
琴奨菊は、どうにか3勝6敗で、厳しいことに変わりはないですが、望みをつなぎました。
そのあとの取り組みは、結び前、昨日土がついて7勝1敗の白鵬と小結高安。
高安が素晴らしい立ち合いで、なんと白鵬を圧倒。
兄弟子稀勢の里が敗れた後で、力が入ったこともあるでしょうか。
館内は、稀勢の里が敗れ白鵬と星が並んだことで、ざわついていたところに、高安の金星。
座布団が飛ぶのは、当然でしょう。
白鵬が関脇以下に連敗することがあまりないだけに、びっくり。
これで、7勝2敗の白鵬。稀勢の里とは星一つの差のままとなりました。
そして、結びの一番。
連敗から立ち直ったように見えた5勝3敗の横綱鶴竜と6勝2敗の勢の取り組み。
これまた、勢が気合のこもった素晴らしい攻めをみせて、鶴竜に勝利。
結びで、また座布団が飛び交いました。
もう、投げてしまった人には自分の座布団が無いはずですが、まだ投げた人がいたということ。
飛んでくる座布団から守るために座布団を頭にのせている人もたくさんいたので、、
館内の座布団色度合が高くなっておりました。
これで、全勝がいなくなり、1敗は稀勢の里と、今日も勝った平幕の貴ノ岩。
2敗が白鵬・勢・北勝富士・蒼国来・逸ノ城の5人となりました。
これだけ三役以上に黒星が多いと、場所が引き締まらなくなるような気配も・・。
ただ、今日勝った高安・勢のほかにも、正代・御嶽海・荒鷲などなど、
とてもいい相撲も目立っていて、なかなか見ごたえはあります。
十両は、大栄翔・宇良・徳勝龍が今日も勝って、7勝2敗が3人となっています。
ちなみに、今日は和装dayだったようです。
和装で来場すると、2時から先着300名に非売品のがま口ポーチがもらえたらしいです。
着物のレンタルと着装もあるとのことで、着付けプラン申し込みの先着50組に、
行司さんとの記念撮影プレゼントとのこと。
やはり、ふだんより着物を着ている人が多かったように思いました。
和装の人をテレビで映していたからかもしれませんが。
着物を着る機会が少なくなっている今、こんな機会もいいかもしれません。
さてさて、明日以降の展開は、もはや誰にもわからない・・。
「まさかの・・」という言葉は不要になっているような気がしています。
大相撲初場所9日目 波乱続きで座布団が今日もとぶ
2017.01.16