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大相撲初場所千秋楽。稀勢の里横綱昇進へ!涙の表彰式!

大相撲初場所千秋楽。15日間連日の満員御礼。
昨日は、大興奮の稀勢の里優勝決定。
大関になってから優勝まで、記録では一番長い所要場所数となりましたが、
右頬を一筋流れた男涙に、こちらまでもらい泣きでした。
今日も引き続き大事な最後の日。
千秋楽結びの一番!
白鵬対稀勢の里。
立ち合いから思い切り攻める白鵬に押され、稀勢の里一気に土俵際に。
なおも懸命に攻める白鵬を土俵際すくい投げで、稀勢の里の勝ち。
落ち着いていたようにみえました。これで14勝1敗で、優勝に花をそえました。
これで、横綱昇進はほぼ確実でしょう。
表彰式インタビューでは自然に涙が・・。今まで長い間待ち望んだ優勝の喜びと、
支えてきた人たちへの感謝など、さまざまなものが一緒になって流れたものだったように思いました。
一方、白鵬は11勝4敗で今場所を終えました。
今場所を見ていると、やはり一時の「超」強い白鵬ではなくなっているようにも見えます。
しかし、稀勢の里がこうして初めての優勝を決めたことで・・
優勝するのがこんなにも大変なことであるのに、白鵬はそれを37回もやってきたんだ・・・と。
それはそれはすごいことだと改めて思ってしまった。
今場所、一人横綱として頑張る姿に・・負けた時の表情に・・むしろ胸にせまるものがあります。
稀勢の里が横綱になったとしても、やはり他にも強い横綱がいなければおもしろくない。
まだまだ白鵬にはがんばってもらわないといけません!
その他の取り組みに関して。
「これより三役」での、豪風と玉鷲。
豪風の早い攻め、思い切りのいい素晴らしい相撲で勝ち、二桁勝利をおさめました。
玉鷲は9勝6敗。
4勝9敗同士の大関琴奨菊と照ノ富士は、意地を見せた琴奨菊の勝ち。
琴奨菊は来場所関脇で二桁をあげて大関にもどらなければなりません。
照ノ富士は、来場所カド番。何としても勝ち越して大関を守らなければなりません。
三賞は殊勲賞が昨日白鵬に勝った貴ノ岩。11勝4敗という立派な成績。
敢闘賞は高安。2横綱3大関を倒し、今日は遠藤に勝ってこちらも11勝4敗。
技能賞は今日貴ノ岩に勝って12勝3敗というすばらしい成績の蒼国来。
33歳の年齢ですが、今場所は本当に技能賞の名の通りうまい相撲。
もう一人は御嶽海。こちらも今日千代の国に勝って11勝4敗の好成績。
二人とも、本当に気迫のこもったうまさの際立つ場所だったと思います。
中入り前に、序の口と序二段の優勝決定戦と、各段表彰式がありました。
盛り上がった十両の戦いは、大栄翔が誉富士に勝ち、宇良が同じく小兵の先輩里山に敗れたので、
好調を維持し続けた大栄翔が12勝3敗で優勝を決めました。
幕下優勝は7戦全勝の石橋。今まで学生時代も含め、大事な決定戦に勝ってこられなかったとのことで、
今回の優勝は本当に嬉しそうでした。
髷が結えるようになったら似合いそう・・来場所は新十両でしょうから、楽しみです。
三段目優勝は武政。7戦全勝。
序二段は優勝決定戦。錦富士対翠富士同部屋対決。しかも近畿大学の同学年とのことで、
取りにくかったとのことでしたが、錦富士が勝利して先場所に引き続き優勝を決めました。
序の口は、やはり決定戦で若山が優勝。膝のケガで5場所休んでいた後だけに喜びもひとしお。
決定戦を見ていると、ここに出てきた力士は、きっと上に上がってくるだろうという予感。
なかなかの見ごたえある対戦でした。ここも楽しみになってきそうです。
全体的に見て、若い人たちの活躍も目立ち、上位陣の休場や不振などがあったにもかかわらず、
わくわくするおもしろい場所だったと思います。
次は、大阪での3月春場所。
何といっても、稀勢の里の横綱土俵入りも見られるでしょう。
待ち遠しい場所になりそうです。

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