大相撲名古屋場所 初日
いよいよ名古屋場所が始まりました。
今場所は、白鵬の大記録がかかっていたり、
高安が大関としての初めての土俵であったり、
見どころのたくさんある場所。
白鵬は、横綱在位10年となります。
偉業です。
そして、まずは元横綱千代の富士の歴代2位1045勝まで、あと9勝。
その次は、最高記録元大関魁皇の1047勝まで、あと11勝。
場所前から調子も良さそうなので、今場所大記録が生まれる可能性大です。
さて、初日の結果。
四横綱、三大関、どうなったでしょうか???
白鵬は小結琴奨菊との一番でした。
立ち合いから、危なげなく琴奨菊を小手投げでくだしました。
やはり安定感あり。記録が出せそうな予感がします。
一方、日馬富士は小結嘉風との一番。
立ち合いから、嘉風の方が落ち着いているように見え、
日馬富士のかちあげがきかない。
日馬富士は後ろ向きになってしまい、必死で振りほどこうとしましたが、
そこからも落ち着いて、寄り切った嘉風。
横綱日馬富士初日に敗れる。
そして、稀勢の里は新関脇御嶽海との一番。
ケガからの復調が心配に見えた場所前の稽古風景でしたが、
やはり、左が使いきれていない様子。
新関脇の御嶽海は、低いあたりと会心の出足。
稀勢の里は、腰も高く、両腕も上がってしまい力出ず。
稀勢の里は黒星発進。心配な土俵です。
一方の御嶽海はとても元気そう。
鶴竜は正代との一番。
立ち合いから、しっかりと前まわしを取った後に、
右上手。あぶなげなく、送り出して鶴竜の勝ち。
大関照ノ富士は、自身最高位の前頭筆頭貴景勝の挑戦を受けました。
立ち合い、貴景勝の方が低くあたり、踏み込みもよく、
そのまま押し出して貴景勝の勝ち。
インタビューで、まわしを取らさないようにしようと思っていたと話していましたが、
その通りの相撲となりました。
照ノ富士はいいところなく、1敗です。
先場所カド番を脱した豪栄道は、栃ノ心との一番。
両者組んで力の入った一番でしたが、
最後上手を切って頭をつけた豪栄道が一瞬有利に見えたものの、
土俵際すくい投げで栃ノ心の勝ち。一瞬豪栄道の足が先に出ました。
そして、注目の新大関高安。自身最高位の前頭2枚目北勝富士との一番。
少し硬さが出たのか、立ち合いから高安は攻めたものの、
北勝富士の攻めの方がまさっていました。
北勝富士はインタビューで、がむしゃらに出ていったと言っていましたが、
初めての大関戦・・しかも新大関高安を押し倒しでやぶった一番は、
北勝富士にとっては、初日大きな白星となりました。
高安はしっかり立て直さねばなりません。
以上が、大関横綱の結果・・。
いやはや、二横綱三大関が黒星発進となりました。
インタビュールームは大忙しに。
関脇玉鷲は今場所は大関への足掛かりにしたい場所。
勢との一番でした。
玉鷲の動きの良い相撲で勢は攻められず。玉鷲元気そうです。
宇良と遠藤は幕ノ内初顔合わせ。
宇良の動きの良さ。体も一回り大きくなり遠藤を制しました。
波乱の初日となり、正面解説の北の富士さんも、
だんだんと言葉少なになるような、微妙な空気。
明日からの14日間、どんなことになっていくのか、
少し不安のある幕開けとなっています。
大相撲名古屋場所 初日から横綱大関に大波乱
2017.07.09