大相撲名古屋場所 3日目
今日は、まず十両の話題。
新入幕の翔猿が嬉しい1勝目をあげました。
里山との取り組みは、両者立ち合いからずっと低い。
とにかく前に出続けて、翔猿が突き出して初白星。
安美錦は通算出場回数1630回。
青葉城に並び、歴代7位となりました。
ただ、今日は惜しくも敗れ、2勝1敗。
さてさて、波乱続きの幕ノ内の今日は?
稀勢の里は結びで栃ノ心との一番でした。
立ち合いあたってから、頭をつけて両まわしを取った栃ノ心。
稀勢の里は体が起きてしまい、栃ノ心の低い攻めに、
ほぼ何もできないまま土俵を割りました。
さすがに座布団が舞う館内。栃ノ心は金星。
力なく土俵を割った稀勢の里は、あと12日間相撲を取ることができるでしょうか。
表情など見ても、少し心配になります。
結び前、2連勝の鶴竜は、初挑戦の北勝富士との一番。
立ち合いは低くあたり鶴竜有利に見えたものの、
はたきを見せた鶴竜をすかさず攻める北勝富士。
速攻で押し出し、初金星をあげました。
北勝富士、すばらしい相撲です。
館内、ざわざわ。
白鵬は、昨日初金星をあげた正代との一番。
立ち合い白鵬が右手でバチンと張った後の突き落とし。
張り手をくらった正代、立ち上がる前に土俵に正座状態。
これもざわつく館内。
何とも言えない後味・・。
まだ勝ち星のない日馬富士は貴景勝との一番。
立ち合い鋭くあたり、あぶなげなくまわしを取ってつかまえ、
堂々と寄り切った日馬富士。初日が出ました。
今日の相撲を見ていると、日馬富士らしさを取り戻していけそうにみえます。
高安は琴奨菊との一番。
立ち合いから琴奨菊の方が低く攻めこんでいったように見えましたが、
かわして突き落とし高安の勝ち。
琴奨菊は横綱大関戦で3連敗。
2連敗の照ノ富士は勢との一番。
まわしをとったものの、攻めあぐねるところもありましたが、
どうにか寄り切りで勝利。初日が出ました。
2連敗の豪栄道は、元気な御嶽海との一番。
立ち合いから一気に前に出た豪栄道は、
速い相撲で押し出し。
初日が出ました。
2勝同士の元気な玉鷲と嘉風は、激しい相撲でした。
玉鷲のつっぱりで、顔をたたかれながらも、前に出る嘉風に、
ほんの少しひいてしまった玉鷲。
攻め続け最後にはまわしをとって寄り切った嘉風。
すばらしい相撲でした。
今日は3大関が揃って勝ったものの、
2横綱が敗れました。金星2つの3日目となりました。
稀勢の里の今後も含め、4日目もどんな展開となるのでしょうか。
大相撲名古屋場所 3日目 2横綱敗れ座布団舞う
2017.07.12