大相撲初場所千秋楽
泣いても笑っても今日で最後の千秋楽。
さて、今日の土俵は・・。
大翔丸が十両の貴源治に寄り切りで敗れ3勝12敗。
来場所は十両陥落となります。
貴源治は6勝9敗。
輝が豊山を送り投げ。両者6勝9敗。
新入幕の矢後が、阿炎をはたき込みで破り9勝6敗となりました。
阿炎も今日は負けましたが、10勝5敗の好成績。
朝乃山が勢を上手投げで破り、今日勝ち越しを決めました。
勢は幕ノ内出場600日目、立ち合い当たっておでこをぶつけて、
取組後は絆創膏も剥がれて、また出血していましたが、
初日のケガからの9勝6敗はたいしたものです。
佐田の海と大栄翔の一番は突き落としで大栄翔が勝って、
両者9勝6敗。
琴恵光は竜電に寄り切られ、千秋楽負け越しとなってしまいました。
竜電は6勝9敗。
明生が阿武咲を寄り切って、勝ち越しを決めました。
阿武咲は初日から6連勝でしたが、結果的には8勝7敗で終わりました。
宝富士は千代大龍を寄り切り、9勝6敗。
千代大龍は8勝7敗。
嘉風が今日は寄り倒しで大奄美に勝って3勝12敗。
大奄美は4勝11敗。
琴奨菊が千代翔馬を寄り倒して両者6勝9敗。
北勝富士が碧山を押し出して9勝6敗。
来場所は三役昇進となる可能性大。
碧山は前半好調でしたが負け越しが決まりました。
正代が逸ノ城を寄り切り7勝8敗。
逸ノ城は大関横綱を倒しましたが、6勝9敗に終わりました。
栃煌山と松鳳山の一番は、
立ち合い一度待ったの後、栃煌山が押し倒して6勝9敗。
松鳳山は5勝10敗。
錦木が御嶽海を極め出して、7勝8敗。
横綱大関を倒しているので、勝ち越していれば殊勲賞ということも、
あり得たかもしれません。
御嶽海は8勝4敗3日の休み。
隠岐の海が妙義龍を破り7勝8敗。
妙義龍は5勝10敗。
さてさて、これより三役。
まずは、優勝のかかった玉鷲。
遠藤との一番に、国技館は盛り上がり。
立ち合い、玉鷲が少し遅れ気味に見えましたが、
遠藤の動きをよく見て、出てくるところを突き落とし。
玉鷲、本割で優勝を決めました。
関脇での13勝2敗の優勝。
34歳、15年間休場なく、連続出場1151。
これは、現役1位の記録を更新中です。
その点だけを取っても素晴らしい。
勝ち残りの土俵下で涙。
報道によれば、今日第二子の男の子が誕生したとのこと。
とにかく、おめでとうございます!
遠藤は10勝5敗となりました。
高安が魁聖を寄り切って9勝6敗の成績に終わりました。
今場所は、場所前のインフルエンザや、
場所中の稀勢の里引退など、心身共に乱れることもあったかもしれません。
魁聖は10勝5敗の好成績。
結びは豪栄道と貴景勝の一番。
豪栄道が攻めると、貴景勝は引き気味に。
そこをすかさず押し出して、
あっという間に貴景勝は土俵の外に。
豪栄道は9勝6敗。
初日からの4連敗から思えば、立て直しました。
貴景勝は11勝4敗。
この相撲で、大関昇進に関してもう一場所見させてもらうと、
阿武松親方が早々と発表しました。
たしかに、千秋楽の相撲を見て‥と言っていただけに、
今日の相撲は貴景勝にとってはマイナスであったかも・・。
また来場所いい相撲を見せてもらいたいです。
これで初場所のすべての相撲が終わりました。
序の口優勝 狼雅(二子山部屋)
序二段優勝 鳩岡(木瀬部屋)
三段目優勝 朝弁慶(高砂部屋)
幕下優勝 若元春(荒汐部屋)
十両優勝 志摩ノ海(木瀬部屋)
幕ノ内優勝 玉鷲(片男波部屋)
殊勲賞 玉鷲(片男波部屋)
御嶽海(出羽海部屋)
敢闘賞 玉鷲(片男波部屋)
技能賞 貴景勝(千賀ノ浦部屋)
稀勢の里の引退、横綱大関が前半に黒星、
横綱大関の休場、そして一人横綱の白鵬までが休場。
いろいろなことがあった平成最後の初場所でした。
ケガも多かった場所でした。
それでも、貴景勝の活躍、そして、
最後に玉鷲がさわやかな優勝を決めて、
おさまったような気がします。
優勝インタビューでも、その人柄がにじみ出て、
これからも応援していきたいと思った人も多いのでは。
次の本場所は3月。またいい相撲を期待します。
大相撲初場所千秋楽2019 玉鷲初優勝 13勝2敗
2019.01.27