大相撲春場所9日目。
昨日勝ち越しを決めた全勝の稀勢の里と高安。
今日も勝って9勝目。
稀勢の里は先場所唯一負けている琴奨菊と。
琴奨菊もあと大関復帰まで4番、必死なところ。
立ち合い、琴奨菊のあたりがよく、土俵際まで押し込まれた稀勢の里。
しかし、今日も落ち着いた反応、突き落としで稀勢の里の勝ち。
勝った後は、当然の勝利のように見える新横綱。
たいしたものです。
高安は豪風と。
立ち合い、当たってからいなした豪風ですが、
高安はよく見て動き、はたきこみで高安の勝ち。
想定内だったとのこと。
落ち着いています。
こちらもたいしたものです。
昨日まで1敗の照ノ富士と栃煌山も、
それぞれ勢、徳勝龍をやぶり、1敗を守って続いています。
照ノ富士はカド番脱出となりました。今場所は強い。
昨日まで2敗だった日馬富士・鶴竜・琴奨菊・千代の国・千代翔馬・徳勝龍。
なんと日馬富士は、立ち合いがっちりと上手を取ったにもかかわらず、
荒鷲のうまい取り口に振り回されたように寄り切られてしまいました。
日馬富士、一歩後退です。
荒鷲は3つ目の金星。
鶴竜は宝富士を寄り切り。
琴奨菊は稀勢の里に負け、
千代の国は栃ノ心に負け、
千代翔馬は碧山を寄り切り。
徳勝龍は栃煌山に負け、
結果、勝ち越しまであと一番の2敗を守っているのは、鶴竜・千代翔馬の二人だけとなりました。
十両は7勝2敗が豊響と大砂嵐の2人
6勝3敗で続くのが、阿武咲・英乃海・小柳・照強。
小兵「うらうらつよし」の石浦と宇良は今日負けて、ともに4勝5敗の成績。
とはいうものの、毎日楽しみな土俵です。
照強が、十両で星を伸ばしてきて、優勝争いをしています。
明日からの6日間。
ここからは、横綱と三役同士の取組で、星がどのように動いていくのか。
先輩横綱の意地もあるでしょうから、新横綱稀勢の里・関脇高安も大変な戦い。
千秋楽での同部屋対決というのも大変な盛り上がりになるでしょう。
今の稀勢の里・高安の取り組みを見ていると、ひょっとすると、本当に実現するのでは、
と思ってしまいます・・が、どうでしょうか。
わくわくします!
大相撲春場所9日目。千秋楽同部屋対決はあるか。稀勢の里・高安9連勝。
2017.03.20