大相撲五月場所(夏場所)9日目
今日から後半戦です。
横綱二人が安定して強いので、引き締まった感じの場所になっています。
2敗を守っている稀勢の里は、栃煌山との一番。
立ち合い張りさしにいった稀勢の里でしたが、栃煌山が中に入り込み、
稀勢の里はすっかり体が起きてしまいました。
そのままもろざしで低く攻めた栃煌山に、稀勢の里残せず土俵を割りました。
栃煌山はうまい相撲を取りました。
稀勢の里は2つ目の金星を与え3敗。
全勝白鵬、中日での勝ち越しは去年の夏場所以来。
今日は、一度も負けたことのない碧山との一番。
立ち合いから張ってつかまえた白鵬。
あっという間に上手出し投げで勝負を決めました。
9戦全勝。
全勝日馬富士、中日での勝ち越しは三年ぶり。
今日は調子のいい玉鷲との一番。
これまでの対戦も日馬富士5勝4敗と侮れない相手です。
立ち合い低くあたった日馬富士が攻め込んだ後、
はたいて玉鷲の体勢を崩し、速い相撲で寄り切った日馬富士。
日馬富士9戦全勝。玉鷲は3敗に。
土俵に落ちた後に足を気にする仕草があった日馬富士。
何でもないといいですが。
照ノ富士と豪栄道との大関対決。
立ち合いでがっちり左でまわしを取った照ノ富士。
豪栄道は攻めることができません。
力の入った相撲になりましたが、寄り切りで照ノ富士が勝って2敗を守りました。
豪栄道はカド番の場所、5勝4敗となり、横綱戦を残し苦しくなっています。
1敗の高安は千代の国との一番。
立ち合いからのつっぱり合いは互角にも見えましたが、
組んでからは高安の形になり、上手投げで高安の勝ち。
これで9日目で勝ち越し、8勝1敗。
明日は、いよいよ白鵬との対決となります。
小結対決の好取組、御嶽海対嘉風。
力の入ったいい相撲でした。
嘉風の攻めが巧く、最後ははたき込みで勝ち。
全日本選手権以来の対決、正代と北勝富士は2敗どうしの好取組。
先輩正代が意地を見せて、押し出しで勝って2敗を守りました。
北勝富士は3敗に。
宇良と松鳳山は初顔合わせ。
相変わらずの立ち合いからの低さで攻める。
思わず引いてしまう松鳳山をなおも攻め押し出しで宇良の勝ち。
宇良勝ち越しまであと一番です。
全勝は日馬富士・白鵬。
1敗は高安
昨日まで9人だった2敗力士は4人に。
照ノ富士・正代・栃ノ心・宇良。
十両は昨日まで2敗だった誉富士が負けて、3敗が5人に。
明日10日目は、結び白鵬と高安の一番。
日馬富士は栃煌山と、稀勢の里は琴奨菊。
照ノ富士は嘉風との対戦です。
高安が横綱にどう向かっていくか楽しみです。
大相撲五月場所9日目。稀勢の里が敗れ3敗に。白鵬・日馬富士は全勝。高安も1敗守る。
2017.05.22