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大相撲五月場所初日 いきなりの波乱 二人の横綱敗れる

大相撲五月場所(夏場所)初日
いよいよ五月場所が始まりました。
四横綱の中で一番先に土俵入りをした稀勢の里。
ラオウの化粧まわしを楽しみにしていましたが、
横綱自身は綱と紙垂5枚で、案外見えにくいものです。
高安と松鳳山の、ケンシロウとトキはよく見えました。
華やかにできていましたね。
他の3人の横綱土俵入りも華やかなそれぞれの化粧まわし。
見ているだけで、立派な伝統を感じます。
初日は協会挨拶や、優勝の返還、そして優勝写真の除幕式など、
稀勢の里は忙しいスケジュールでした。
さて、取り組みですが、初日より波乱。
結びの稀勢の里と返り三役小結の嘉風。
嘉風の右おっつけで左を使えない稀勢の里。
やはり、ケガの影響を思わせる相撲で嘉風が勝ちました。
賜杯返還の時に、解説の北の富士さんが、
稀勢の里の賜杯の持ち方が
左が使えていない持ち方で不安だと指摘されていましたが、
その不安が的中したような、力の入らない相撲だったように思いました。
今日を見ると、ケガの回復はまだまだのようですが、
それをかかえてどれだけの相撲が取っていかれるのか、
今後を見ていきたいと思います。
結び前の一番も波乱。
鶴竜と御嶽海。
立ち合いは横綱の方がよかったように思え、
いい攻めを見せたのに、「なぜそこで?」と、
たぶん見ていた者が一斉に思った鶴竜のひき。
もちろん御嶽海もうまく攻めているのですが、
もう少しひかずに攻めれば・・と悔やまれる横綱の相撲。
攻守逆転で、御嶽海が押し出し。
日馬富士と琴奨菊は、日馬富士が張ってすかさず中に入り、
つかまえてしまったら、琴奨菊は何もできず。
寄り切りで日馬富士の勝ち。
白鵬と初めての横綱戦の千代の国は、横綱の早い攻めで白鵬の勝ち。
ただ、最後土俵際、一瞬ひやっとしたところもあり。
白鵬も、万全とまでは言えないかもしれませんが、
気合の入った相撲ではあります。
先場所活躍した大関照ノ富士は、元気な遠藤に敗れましたが、
カド番の豪栄道、大関昇進がかかる高安は白星発進。
石浦、宇良のうらうらコンビ。
どちらも低くいい攻めで白星。
先場所敢闘賞の貴景勝も引き続きいい相撲。
今場所もおもしろい相撲が見られそうです。
二人の横綱が初日から敗れるという展開に、
果たしてどうなっていくのやら。
日馬富士もひざやひじが万全ではないようなので、
四横綱がしっかりと相撲を取れる状態でいられるよう、
頑張ってもらいたいと思う初日であります。

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