梅雨真っただ中の天気です。
紫陽花は色とりどりで見頃です。
そんな中、以前からちょくちょく出かけている神社巡り。
梅雨の晴れ間に行ってきました。
今回は群馬。上野国(こうずけのくに)一之宮貫前(いちのみやぬきさき)神社。
御祭神は
経津主神(ふつぬしのかみ)
姫大神(ひめおおかみ)
神社の創建は西暦531年とのこと。
現在の社殿は徳川家光の命によって1635年に造営。
本殿、拝殿、楼門は国の重要文化財に指定されています。
全国でも珍しい階段を「のぼって、くだる」参道
いわゆる「下り宮」となっていて、
訪れた神社の中では初めての様式でした。
立地の条件からこのようになったのでしょうか。
階段をのぼって鳥居、総門。
これらは同じ高さ。
総門から階段を下ったところに楼門、二階建ての本殿があります。
本殿は総漆塗り赤色を基調とした極彩色。
華やかな中にも、厳かな雰囲気を醸し出していました。
周りは樹齢千年を越す杉の木にも囲まれ、
本殿の裏にまわり、そこから見下げると足がすくむくらい。
総門の脇にあるタブノキに、蛙に似たサルノコシカケが
太平洋戦争末期に出現して、祭神の経津主神が武の神ということで、
「勝って帰る」などと信仰を集めたとのこと。
それが転じて、今は「無事蛙」という交通安全のお守りとなっていました。
神社参りをすると、祭神や建物の様式などの個性に触れて、
いろいろな思いを持つことができます。
そして、その土地の風土、自然の中で感じることもあり。
そこで呼吸をすることで、タイムスリップしたような、
不思議な気持ちになります。
以前にお参りしたところも、少しずつあげていこうかなと。
拙い写真つきです。
一之宮貫前神社
2019.06.15