大相撲名古屋場所 13日目
昨日、1047勝の魁皇の記録に並んだ白鵬。
たゆまぬ努力で偉大な記録を達成。
さて、今日は歴代単独1位に到達するか・・・。
結びの一番、その白鵬と高安。
高安は昨日で4敗となり、新大関としてはこれ以上黒星を増やせないところ。
対戦成績は白鵬の15勝2敗。
土俵に両者が上がった時点から、大変な盛り上がり。
立ち合い、動いて突き押しで攻める白鵬に、
高安は防戦一方となりました。
白鵬はまわしを取りにはいかずに、そのまま突き押し。
強いおっつけで大きな高安を押し倒しで破りました。
力強い相撲でした。
この勝利で、歴代単独1位1048勝の記録の達成となりました。
本当に素晴らしい。
これから、どこまでこの記録を伸ばしていくのか・・。
今日の相撲を見ていると、まだまだ積み重ねていくことができそうです。
そして、白鵬の打ち立てるであろう記録を、
この先破ることができる力士が現れるのだろうかと・・。
これで、白鵬は12勝1敗で明日豪栄道と。
高安は8勝5敗で明日は日馬富士。
日馬富士は豪栄道との一番。
立ち合い低く当たる日馬富士に対して引いてしまった豪栄道。
あっという間に攻め込まれ土俵を割りました。
日馬富士は10勝3敗。安定感があります。
豪栄道は7勝7敗となりました。
玉鷲と北勝富士は両者6勝6敗、初顔の一番。
北勝富士が立ち合い左に動き、休まずに攻めて押し出し。
玉鷲は何もできず。
玉鷲は7敗目となりました。
御嶽海と勝ち越しのかかった栃ノ心の相撲は、
立ち合いから栃ノ心が左上手をがっちりと取り、
御嶽海は途中頭をつけてしのぐ場面もありましたが、
栃ノ心が万全の形となり、寄り倒し。
栃ノ心は勝ち越し。
御嶽海も2連敗で8勝5敗となりました。
昨日勝ち越した嘉風は勢との一番。
立ち合い低く当たり、左前まわしを取った嘉風。
巧い攻めで、右も入り、勢も防戦するものの、
最後はすくい投げで嘉風の勝ち。
嘉風、毎日見ごたえのある相撲です。
9勝4敗となりました。
琴奨菊は宇良との一番。
膝を痛めている宇良は、立ち合いからの琴奨菊の攻めを
こらえることができません。
宇良らしさが出ない膝の状態です。
押し出して琴奨菊が勝って、両者6勝7敗。
10勝2敗で白鵬を追う碧山は輝との一番。
立ち合いは互角でしたが、輝が攻め込み、
土俵際で碧山がはたき込み、土俵際輝が落ちるのと、
碧山の足が出るのが、ほぼ同時のように見えました。
軍配は碧山に上がり、物言いがつき、
微妙な判定ではありますが、軍配通り碧山の勝ち。
碧山は11勝2敗で白鵬と星一つの差。
3敗の栃煌山は宝富士との一番。
立ち合いから、栃煌山が低く攻め込み、
足がよく前に出て、一気に攻めて押し出し。
3敗を守っています。
3敗の阿武咲は松鳳山との初顔の一番。
立ち合いから一気に出た松鳳山が押し出して勝ち越し。
今日は、何もできずに阿武咲は土俵を割りました。
阿武咲は4敗に。
1敗が白鵬。
2敗が碧山。
3敗が日馬富士・栃煌山となりました。
十両は、朝乃山と大奄美が勝って3敗を守り、
4敗で、魁聖・妙義龍・豊山が続きます。
あと二日間を残すのみとなりました。
白鵬は大関、横綱戦が残っているので、
まだ何が起きるかわかりません。
記録の更新も、優勝争いも、やはり千秋楽まで目が離せません。
大相撲名古屋場所13日目 白鵬1048勝 歴代単独1位に!
2017.07.21