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大相撲五月場所千秋楽終えて。白鵬全勝。高安大関へ。

大相撲五月場所(夏場所)千秋楽
終わってみれば白鵬の全勝優勝という結果でした。
今場所の白鵬は、足腰の安定もあり、
ほとんど自分のペースを崩すことなく相撲を取っていた印象。
あぶなげなく毎日白星を積み上げていったように思います。
それには、しばらく遠のいていた優勝に向けて、
また横綱としての責任で、鍛錬をした成果なのでしょう。
あっぱれな全勝優勝でした。
千秋楽結びは横綱同士の大一番。
両者とも力の入った、千秋楽結びにふさわしい取り組み。
上手が取れずにいた白鵬でしたが、最後まであぶないと思ったところはなく、
日馬富士も必死に攻めたので、最後は力尽きたようにも思えました。
今場所は、日馬富士の相撲も低く厳しく、
二人の横綱が休場になったこともあり、横綱としての責任や意地が、
強く感じられてくる内容だったように思います。
星は11勝4敗でしたが、内容は充実。
終盤少し失速してしまいましたが、まだまだ日馬富士ここにあり・・
というところをみられた場所でした。
照ノ富士は千秋楽の相撲も含め、やや強引な取り口もありましたが、
照ノ富士の豪快さでもあるところなので、膝のケガに耐えて、
よくがんばったということでしょう。
ケガをしながらの12勝3敗は立派です。
豪栄道は五回目のカド番を乗り切りました。
11日目で5敗した時には、どうなることかと思いましたが、
その後横綱にも勝ち、9勝にとどきました。
関脇玉鷲も10勝と二桁の勝ち星。
相撲内容もよく、高安に続いてぜひ大関を目指してもらいたいです。
高安は報道にもあるように、11勝をあげ、かつ横綱にも勝ったことで、
八角理事長が大関昇進を審議する臨時理事会開催を決めたとのこと。
事実上、大関昇進を手にしたということです。
稀勢の里に続き、部屋からは新大関の誕生。めでたい。
高安は、囲み取材で稀勢の里への感謝とともに、
肩を並べられるように・・ということを語っていました。
この時点で、大関に甘んじることはないというすばらしい抱負に、
来場所からの活躍を楽しみにしたいです。
やはり少し引いてしまうような場面が時折あった今場所の相撲。
今の力強さも失わずに、いい相撲を見せてくれることを願っています。
琴奨菊は、いい相撲内容もありましたが、惜しくも負け越し。
しかし、まだまだ頑張れるのではと思った今場所でした。
小結は御嶽海、嘉風ともに8勝7敗。
星は8勝ではありますが、両者ともにとにかく一番一番がおもしろい。
どちらも二横綱に勝った大活躍でした。
ぜひ、上を目指してもらいたいです。
前頭の上位陣は、横綱以下との取り組みも多く、大敗が多かったように思いますが、
相撲内容はいい取り組みも多く、来場所はまた巻き返してくれそうに思います。
そんな中二桁の力士は、五枚目の正代が高安にも勝ち10勝。
七枚目貴景勝が11勝。北勝富士も10勝。
十枚目栃ノ心がなんと12勝。宇良も11勝。
十四枚目阿武咲が10勝。
やはり二桁を上げている力士は、盛り上がり湧いた相撲が多かったように思います。
8勝、9勝の力士もいい相撲が見られたので、また来場所番付が変わり、
どんな活躍が見られるか、楽しみです。
十両は、直接対決で錦木が安美錦に勝ち優勝。
十両は混戦の中、この二人にしぼられたわけですが、
なんと千秋楽直接対決ももつれる。
二度の仕切り直しの後、安美錦に軍配なるも物言いがつき取り直し。
もう一度仕切り直しがあり、最後は錦木に軍配。
安美錦は38歳最年長の十両優勝を惜しくも逃しました。う~ん、残念。
幕下は大岩戸。36歳での幕下優勝は戦後最年長とのこと。
三段目が若隆景。東洋大の同期生村田との決定戦対決を制して優勝。
序二段が美浜海。
序の口が炎鵬。
三賞は殊勲賞が御嶽海。
敢闘賞が新入幕の阿武咲。
技能賞が高安と嘉風。
三賞に関しては、「この人は、取れないの??」というところも、
ちょっと感じてはいますが・・。
ま、おそらく素人にはわからない、何かがあるのでしょう。
あっという間に過ぎた15日間。
毎場所、終わってしまうと寂しくなりますが、
また次の場所まで、楽しみにすることができます。
来場所は、稀勢の里、鶴竜が元気になって復活できるでしょうか。
なかなか四人の横綱が15日間揃って活躍するのは難しいことのようですが、
大関高安も初登場する名古屋場所。
ぜひ、上位陣の充実も含め、いい相撲がまた見たいものです。
お疲れ様でございました!!

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