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犬は犬を心配する?柴を心配してくれた(らしい)わんこ

犬同士のコミュニケーションに関して、
少し前のことにはなりますが不思議に感じたことがありました。
わんこに直接聞いても返事は返ってこないので、本当のところはわかりません。
我が家の柴は以前から、どのわんこともフレンドリーというタイプではありません。
柴犬には多いとも聞きます。
以前は、苦手な種類のわんこに反応し過ぎるので、
散歩では遠くから近づく犬種を見極めるのに一苦労でした。
わんこ同士を接触させた方がよいかと、いろいろやってみましたが、
なかなか思うようにいかず、興奮しすぎてしまうような時には、
少し離して穏やかに通り過ぎるようにしていくことになってしまいました。
今はとにかく、興奮させないゆったり穏やかな散歩をこころがけています。
以前、貧血があった状態の時、散歩で興奮してクルクルと回ったりした後に、
ばたっと倒れてしまうことがときどきありました。
何秒か経つと復活して、普通に歩き始めます。
こちらは、倒れた柴にアタフタしてしまいます。
たまたまそんな時に居合わせたわんこが、我が家の柴をじっと見ていました。
知らないわんこではないのですが、飼い主同士が挨拶をしてほんの少し話す程度。
わんこ同士はいつも興味なく、寄っていくわけでもなく知らんぷり。
ですが、この時は明らかに、うちの柴を見ていました。
「どうしたの?」という風に。
普通ではない状態がわかったのでしょうか。
びっくりしたのでしょうか。
そして、柴が歩き始めてそのわんことすれ違った後も、振り向いて見ている。
いつもは、普通にすれ違って知らんぷりなのに、道の真ん中で動かないのです。
少し歩けば、我が家に戻る道を私たちは曲がるのですが、曲がっていく柴をまだ見ていました。
その時、私も同じことを思ったのですが、飼い主さんが
「この子、わんちゃんが心配だったのかな。いつもは通り過ぎるのに、まだ見てる。」と。
柴が私より先に曲がり終えて姿が見えなくなったら、やっと前を見て歩き始めました。
私は思わず「ありがとう!」と、飼い主さんとわんこに言いました。
飼い主さんも「お大事に!」と。
本当のところ、どうだったかはわからないのですが、いつもと違うわんこ風景だったのでした。
果たして、あのわんこは、何を思っていたのでしょうか。
単に飼い主さんが驚いたのが伝わったのか・・。
でも、飼い主さんと私には、普通の状態ではなかった柴を心配しているように見えました。
今は、めったなことで、倒れてしまうこともなくなったりましたし、
確かめようもないことですが、ほっこりと不思議な気持ちになりました。
たまに散歩ですれ違うことがありますが、何事もなかったように、
すれ違うだけのわんこ同士にもどっています。
「あの時はありがとね。」

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